ウェブサイトのページ作成に「カリギュラ効果」を応用しよう2018/1/15
皆さんは「カリギュラ効果」をご存知ですか?
人間の行動には、「法則性」があると言われています。
これをうまく活用し、より良いページづくりをしてみましょう。
カリギュラ効果とは・・・
カリギュラ効果とは、禁止されるほどやってみたくなる心理現象のことです。
一例としては、「見てはいけない」と情報の閲覧を禁止されると、むしろかえって見たくなるなどの心理が挙げられます。テレビ番組で、「ピー」などの効果音を付けて発言を聞こえなくしたり、モザイク処理をかけて映像の一部を見えなくすることにより、いっそう視聴者の興味をかき立てることもカリギュラ効果の一つです。有名な昔話で「鶴の恩返し」や「浦島太郎」もまさにそんなお話ですね。
この効果を活用したページづくりの例を紹介いたします。キーワードは「禁止」「限定」「秘密」です。食料品を例にします。
禁止
「体重が気になる方は絶対に食べないでください」
これは「食べてはいけない!」という禁止の表現をすることで、より「食べてみたい」と思う心理を刺激します。
限定
まぼろしのさくらんぼ「▲▲▲」 希少品種のため、収穫量が限られます!! 1日100本限定!!
「貴重だ、これしかない」という限定の表現をすることで、購買欲を刺激します。
秘密
「会員様限定」 価格はメールマガジンで発表!! 極上メロン販売!!
「会員しか買えない」という秘密の表現により、「会員になる」ことに興味を持たせます。
ツァイガルニク効果との組み合わせ
ツァイガルニク効果は、人は達成できなかった事柄や中断している事柄のほうを、達成できた事柄よりもよく覚えているという現象。
例えば未完成品をシルエットで見せ、~2017年10月発売!!~のように告知をすれば、「未完成なものにより興味が湧く」というツァイガルニク効果で、想像力をかきたて、購買意欲を刺激します。
まとめ
この効果のポイントは「禁止」「限定」「秘密」。人は、自分の行動は自分で決めたいという思いが強いものです。
「自分で決める」ことが奪われてしまうと、より反発したい気持ちが生まれます。
「絶対買ってやる!」「絶対食べたい!」といった気持ちを芽生えさせたり、「続きが知りたい」と思わせる効果があります。
ぜひ、活用してみてください。